部屋は、１ベッド 68〜87�uというゆったりとした広さになっており、余裕の作りと云おうか無駄な作りと云おうか、その人の判断に任せますが、このような広さの作りが少ないことは間違いありません。

　さて、この物件は今日をもって、４つ星に変更することにしました。その理由は以下の通りです。少し長くなるかもしれませんが、お付き合い下さい。

１．エリアについて
　 トンロー地区には、サービスアパートが無く、この物件がこの地区で先駆けです。（2005年頃）高級物件として、少し高い家賃でしたが、スティタスとして借りる人が多く、人気物件でした。しかし、この１〜２年の間に状況はガラリと変わりました。つまり、パンパシフィック、サマーセットの２つのサービスアパートがたて続けにオープンして今までのトップの座をおびやかせるに至りました。

２．内装について
　この物件は、タイ建築様式の中でも王室のデザインをモチーフにしています。高級ですが、すべての人がこのデザインの内装を好む訳ではりません。

　一方、ライバルのパンパシフィックは、西洋人好みのハデな、ハイカラな色を使った内装です。さらに、サマーセットは、清潔感を出した明るいネズミ色をメインにした、モダンな作りになっています。

３．家賃について
　この物件は、部屋の広さが他より広いため、どうしても割高になってしまいます。こんなに広くなくても良いから、安い家賃で入居したいお客さんのニーズに応じることが難しくなります。この点が競争に負けるウィークポイントのようです。

４．さらに眺めについて
　煙と×××は高い方が良い、と言われていますが、眺めを求めると、どうしても高層階を希望します。その点、この物件は低層階がメインのため、不利になっています。

５．さらに、さらに、少し部屋が悪いとか・・・・・。

　コメント：この業界も、先発隊は後発隊に追われる立場に立たされます。後発隊は、マーケティングすることによって、客のニーズをつかみ、改善した作りにするからです。もちろん、新築物件の方がオールド物件より有利性もあり。

　参考：この物件は、元Royal Mansion といって、トンロー地区では一番大きなアパートでした。部屋が広く、家賃が安かったため、いつも満室でした。
　又、ここは日本人学校のスクールバスの始発場所になっていて、誰でも知っている有名なアパートでした。あー、なつかしいーー。　（2010.8.28 Ｋ記）
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