趣旨:お客さんがオーナーに対してリクエストを出す際、基本的内容についてマニュアル化しました。
1.リクエストの提出について
最初に、すべての項目を提出しなければなりません。追加リクエストは、基本的に受け入れられ
ません。なぜなら、元々切実な内容でないため、最初の提出に含まれていないと思われるから
です。
2.内容について
内容がはっきりしないのは、検討してくれません。リクエストは具体的でなければなりません。
3.条件付きリクエストについて
「A 案がダメなら B 案を」という内容では、 A ・ B とも切実な要望内容と見なしてくれません。
さらには、再契約の意思表示をせず、リクエストを提出しようものなら、真剣に検討してくれま
せん。
4.非常識のリクエストについて
年2回の「カーテンの洗濯」をリクエストした人がいます。現実的でないリクエストは非常識と見な
されます。
5.リクエストが希望か、切望か
単なる希望のリクエストは、実現の可能性は薄い、と思った方が良いでしょう。「ダメモト ( ・・・ ) 」
(ダメで元々)も、時と場合によりけりです。
6.リクエストの再検討はしてくれない
リクエストは、1回の回答で終了です。再度リクエストを要望しても取り扱ってくれません。
いわゆる 「一事不再議の原則」だからです。
7.リクエスト総項目について
特に基準はないものの、9項目以内に抑えるべきでしょう。かつて、18項目提出した人が
いましたが、こんなに多すぎると、オーナーは気分を悪くして
「あなたには部屋を貸したくない」と
思われるだけです。
8.窓口の一本化
主人と奥さんが別々の窓口として進めた場合、又は、オーナーへ、当社とお客さんが二つの
窓口として進めた場合、話が複雑になってしまいます。窓口の一本化は、基本的ルールです。
9.最後に
借主の姿勢ですが、「借りてやっている、借主は神様だ」といった思い上がった、又は、タイの
商習慣に無知な方は、この際、考えを改めるべきです。ここは「借りさせていただいている」という、
謙虚な心が重要です。
一方、オーナーとしては、自分の資産を快く借りて欲しいと、願っています。日本人に借りてもらって、「本当にうれしい」と思っていますので、単なる貸借関係を超えた「心の友情」が存在することを知って欲しいです。 (2012.8.29 K 記)
(備考) リクエストを出す際、「その内容によって、再契約するかどうか判断する」というお客さんが
稀(まれ)にいます。言うまでもなく、こんな態度では、貸主はまともに対応してくれません。
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