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3.部屋の概要
                                                                  2011.10.4 修正

1.部屋の方角について

 日本では、南側が日当たりが良いため、好まれます。
しかし、タイでは、逆に日当たりがいい部屋は、暑いため嫌われ、北向きが好まれています。
ただし、風通しの関係も有り、部屋が南北に面していて、風が南北方向に流れる物件が良いマンションといわれています。
 よって、部屋が南北に向いていて、高層階(10階以上)で、かつガラス戸になっている場合、(部屋が明るいので)もう最高です。
  ちなみに、ベランダを広く取るのは、直射日光をさえぎり、雨水の部屋への侵入を防ぐためです。
西側にベランダがない場合、その部屋は夕方から夜にかけ、蒸し暑くなります。  

2.部屋の階数について

 かつては7〜10階にある部屋が良いとされてきました。
周りに1〜2階の建物があるところで7〜10階から見下ろすので、眺めは最高でした。
 このところ、スクムビットは高層ビル群に変わったため、眺めを求める人は、最低10階以上、通常15階以上を希望します。

 この高さになると、窓を開けて寝ていても虫が入ってくる心配がなく、囲い風があるためエアコンをつける必要が少ないです。
 さらに、タイは地震が起こらず、かつ、高層火災の心配もほとんどありません。

3.内装

  かつてアパートの内装は、床がパケー(フローリング)で、壁が白ペンキが普通でした。
パケーとは、木を何枚かはり合わせたものをモザイク状に並べていくものです。
フローリングとは、一枚の板をスレート状に並べていくもので、両者を区別しています。

  パケーは安物から高級なものまでいろいろ種類があり、仕上げのニスを何回塗るかによって、その輝きが異なります。通常2,3回程度ですが、高級な床では4,5回塗っています。

  パケー(フローリング)は、適当なクッション感触が良く、好まれています。一部にある大理石は素足には涼しいものの、今一つ好まれません。
安物件になるとプラスチックの床となります。
 壁についてですが、西洋人は白ペンキ壁を好みます。一方、日本人はウォールペーパー(壁紙)の壁を好みます。
西洋人は白ペンキ文化と考えれば、理解できるでしょう。
  最近は、コンパクトで高級な内装が主流ですが、コンパクトすぎて物置のない部屋もあり、使いづらいと思います。
 又、台所スペースが狭い部屋では、料理が自由にできずに困っている奥さんが多いと思います。

 コンドミニアムは、10件部屋を見ると、それぞれ内装が異なっていてバラエティーに富んでいます。同一家賃であっても、内装が異なり、かつ、間取りも異なるのですから飽きることがありません。
 一番シンプルなのが白壁で、床がフローリング(パケー)から、超豪華な 宮殿風の作りまで、又、タイ様式の内装から、西洋人が好む間接照明による黒系で統一した内装など、あげればきりがありません。更に、間取りについてもデザイナー、オーナーの意向によって千差万別です。

 日本人は、明るいリビングを求めるのですが、中には採光が悪く、昼間でも電気をつけなければならない物件があったりして・・。

4.家具、設備

 駐在員が借りる部屋は、基本的にフルファニチャー(全家具付)です。つまり、生活に必要とされる家具、設備は基本的に備わっています。
 ベッド、食卓テーブル、冷蔵庫、ガス(電気)コンロ、レンジなどがあります。ただし、テレビ、洗濯機はアパートにより異なっています。
よって、カバン1つで入居することができます。
 不足の家具を、家賃に上乗せして、オーナーに用意してもらう方法もありますが、10回の支払いで買えてしまう額ですので、自分で購入すべきでしょう。

5.NHK,ADSL,光熱費など

 家探しの際、必ず話題になるのがNHKが見られるか、ADSLが引けるか、という内容。
アパートによっては無料のところもあり、コンドミニアムによっては家賃に組み入れ要求したりなど、ばらばらです。
 ADSLについては、ダイレクトラインが付いているところは、どこでも可能です。
サービスアパートについているADSLは高価なので、自分でADSLを引きたいなど、アパート、物件により事情が異なっており、一つずつ調べるしか方法がありません。

 そんな時、不動産屋は出番があるのです。 電気代は、電力公社発行の請求書に基づき、アパートの管理人に支払うのが基本です。
水代は、アパートではメーターを使わず、1ヵ月1,000バーツ程度の一律支払いがほとんどです。
 コンドミニアムの場合は、メーターの使用量によって、個々に請求書が送られてきますので、それを管理事務所にて支払うことになります。
 タイには都市ガスがなく、プロパンガスになります。

 以上は細かいことでも、全て不動産屋がフォローしてくれます。ただし不動産屋によっては・ ・ ・ ・ ・ 。

 
6.頻度の高い苦情、メンテ依頼について