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■本の紹介(32)
「
国家の品格
」
新潮社
定価 680円
藤原 正彦 著
2005年11月発行
2006年度、この本がミリオンセラーになったとのことで、私も読んでみました。
通常、日本人が常識と思っている考えについて、著者の立場から問い直しをして、結論的には「武士道精神」が大切と結んでいます。
普段「品格」などという言葉は、余りポピュラーではなく、「日本国家の品格」を求めたところに、この本の話題性があります。
この本は、日本人に誇りと自信を与える画期的提言とありますが、たしかに著者の言葉を借りて言うなら、その「論理」は正解と思います。
一つ私と考えが異なるのは、英語より国語と主張し、教育の保守化を訴えていることです。