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■本の紹介(27)
「巨大銀行 沈没」
新潮社
定価 590円
須田 慎一郎 著
2006年4月発行
現在の日本銀行は、三菱と住友の巨大銀行が主流で、みずほ銀行はその2行に大きく水をあけられています。
「頑張って・・・」の期待のもと、この本を購入して読んでみました。
かつて都市銀行は15行ありましたが、見事に再編され3行になってしまいました。
日本興業、富士、第一勧業の3行が一つの銀行に統合するという、歴史的事業を詳しく書いてあります。
当事者にとっては、たまらない大合理化の嵐の中に巻き込まれ、生き抜くという競争の記録でもあります。