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■本の紹介(23)  

   「731」
新潮社 刊

青木冨貴子 著

定価 1,700円  

2005年8月5日発行

 

 数字の731が本のタイトルという、今までにない本です。
この数字は731部隊の略ですが、知っている人にとってはもちろん当然のこと。

 私が30年前に働いていた市役所で、上司に当る人が元731部隊に従事していたと聞き、この部隊について関心がありました。
 又、「悪魔の飽食」(森村誠一:角川文庫)が1983年に発行になり、話題になりました。

 さて、この本は、石井四郎氏の戦後の一時期をまとめたノート(2冊)が発見されたことの記述がメインになっています。
 足を使っての取材を通じて、新事実も明らかになっています。

 著者の精力的文筆活動に敬意を表します。
    (なんて、生意気なコメントで終わり)        

                                         (2006.4.19 記)