久々に経営者として、あるべき姿を描いた本に出会いました。この本は、帝王学としては最高の一冊です。
高校の世界史でマキャヴェリーの「君主論」を学んだことはありますが、その時は中味まではわかりませんでした。彼の「君主論」と中国の孫子の「兵法」の2冊の本は、経営者にとって、又はリーダーにとって最高のバイブルでしょう。
いろいろ教訓めいた表現が書かれている中で、次の一節を紹介します。読者の皆さんはどう思われますか。
【「ケチ」という評判が立つのを、組織のトップは恐れてはならない「見栄を張ったツケは必ず払わされる」つまり、業績が好転した時にも「今こそ将来に備えて倹約する時だ」と云って社員の気を引き締める。
社員は自分たちが努力した結果の業績好転のはずと主張し、トップを「ケチ」と云うかもしれない。しかし、将来のために貯蓄することが大切、として倹約すること。たとえ悪評があってもです。】
このくだりに感銘を受けました。 (2011.8.5 K記 )